お客様をお迎え・お見送りするとき
来客応対は、思いやりの心をこめて行います。名刺を受け取ったときには、お客様の 顔だと思って丁寧に扱います。お客様をお迎えするとき
お客様の姿が見えたら、直ぐに立ち上がり、笑顔でお迎えします。名刺を受け取り、 名前と用件の確認をします。- 【例】
- 〈アポイントのあるお客様〉
「○○様でいらっしゃいますね。お待ちしておりました。」
〈アポイントのないお客様〉
「○○様でいらっしゃいますね。恐れ入りますがお約束はいただいております でしょうか。」
お客様をお見送りするとき
打合わせが終わり、応接室や会議室を出るときには、「本日は貴重なお時間を頂きましてありがとうございました。」「お帰りになりましたら○○部長へよろしくお伝えください。」などのあいさつをします。また、どこでお見送りをするかは、お客様によって 異なります。- 〈一般的なお客様〉
-
- ●エレベーターホールの前まで
- ●応接室・会議室が1階の場合には正面玄関ホールまで
- 〈お得意先の重役・株主など〉
-
- ●必ず玄関までご案内する
- ●お辞儀をしたままで車が走り出すのを見送る
お客様をご案内するとき
お客様をお迎えしてから応接室・会議室などへご案内するまでには、廊下・階段・ エレベーターなど様々な場所で誘導をします。廊下・階段をご案内するとき
- ・廊下ではお客様の約1m斜め先を歩く
- ・曲り角では「こちらでございます」と言葉と動作でご案内する
- ・階段を登るときはお客様の後ろを、降りるときはお客様の前を歩く
- ・廊下ではお客様の約1m斜め先を歩く
- ・曲り角では「こちらでございます」と言葉と動作でご案内する
- ・階段を登るときはお客様の後ろを、降りるときはお客様の前を歩く
ドアの開閉
- ・外開きのドアのとき手前に開いてお客様を先に室内に通す
- ・内開きのドアのとき「お先に失礼します」と断って自分が先に入り、お客様を招き入れる
- ・外開きのドアのとき手前に開いてお客様を先に室内に通す
- ・内開きのドアのとき「お先に失礼します」と断って自分が先に入り、お客様を招き入れる
エレベーターでは
- お客様が1人のとき
- ・乗り降りともにお客様を先に
- ・お客様が2人以上のとき
- ・「失礼します」と声をかけて自分が先に乗り、「開く」ボタンを押して「どうぞ」と促す
- ・降りるときには「こちらでございます」とお客様を先に降ろす
- ・エレベーターの係りのいる場合には、乗り降りともにお客様が先
- お客様が1人のとき
- ・乗り降りともにお客様を先に
- ・お客様が2人以上のとき
- ・「失礼します」と声をかけて自分が先に乗り、「開く」ボタンを押して「どうぞ」と促す
- ・降りるときには「こちらでございます」とお客様を先に降ろす
- ・エレベーターの係りのいる場合には、乗り降りともにお客様が先
席次とは~どんな場所にも席次はある~
席次とは、座る場所の順序・位置の事で、その位置で相手に敬意を表すものです。応接室・会議室・レストラン・タクシー・電車など、どのような場所にも席次は存在します。お客様をご案内するときは、自然な動作を心がけて席に誘導します。- 「上席」(もっとも敬意を表すべき人が座る場所)
⇒出入口から遠く居心地の良い位置、外の景色が良く見渡せる席 - 「末席」(役職の低いもの、幹事役が座る場所)
⇒出入口に近く、電話取り次ぎやコピーを取りやすい席、雑用をこなしやすい席
こんなことしてませんか? 〜スタッフの皆さんの声②〜
ひょんなことから派遣先企業の上司とお客様と昼ご飯を食べにタクシーに乗ることに。急がねばと思って後部座席に先に乗り込んで大恥をかいてしまいました。知らないって恐ろしい!
⇒ここでタクシーの席次を確認しましょう。
お茶をお出しするとき
身だしなみを整え、おもてなしの心でお茶をお出しします。また、お客様が帰られたらすぐに、茶碗・灰皿などを片付け、テーブルをふき、いつ次のお客様がいらしても良いようにお部屋を整えます。お茶の準備
- 身だしなみを整え、手は清潔に
- 長い髪は束ねる
- 湯飲み、カップ等のチェック
- 茶碗と茶托は別々に用意
- 清潔な付近を添えて持つ
お茶の淹れ方
- 煎茶70~80度
- 玉露50~60度
- お茶の濃さは平均にし、7分目位まで入れる
- 注ぐ順番
- 1.2.3と3分の1ずつ注ぎ、3.2.1とかえってきます
お茶の出し方
- <運び方>
-
- ノックしてから入室する
- お盆は両手で持ち、胸の高さで運ぶ
- 背筋を伸ばし、お辞儀をする時はお盆を少しずらす
- <出し方>
-
- サイドテーブルまたは机の隅に一度お盆を置き茶托をセットする
- お客様の上位者から先に出す
- 音を立てないように静かに置く
- 腰を低くして「どうぞ」と小声でいい添える
- お盆の表を外に向け、脇にかかえ黙礼して静かに退室する
- <茶碗の置き方>
- お客様から見て茶托の木目が横になるように
英語のあいさつ
国際化が進む中、取引先企業・お客様が外国の方となるケースは今後ますます増えていく事でしょう。簡単な英語のあいさつだけでも覚えておくと、とても役に立ちます。
日本語 | 英語 |
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はじめまして | It’s nice to meet you. |
あの方はどなた様でしょう | Who is that(person) ? |
私を彼に紹介していただけますか | Please introduce me to him. |
またお会しましょう | Hope to see you again. |
今度はいつお会いできますか | When will I see you again? |
お元気でいらっしゃいましたか | How have you been? |
どういたしまして | You’re welcome. |
もう一度繰り返していただけますか | Once again ,please? |
遅くなりました | It’s getting late. |
私がご案内しましょう | I will show you round. |
こちらへどうぞ | This way, please. |
名刺を切らしているようです | I seem to be out of cards. |
この番号にお電話ください | Please call me at this number. |
こんなことしていませんか?〜スタッフの皆さんの声③〜
社長秘書が不在中に急な来客でお茶を出すはめに。社長の顔を良く知らなかった私はしっかり社長に一番にお茶を出してしまいました。
おまけに「いらっしゃいませ」まで…
⇒社長のお顔を確認しておくと良いですね。